サクレ・クール寺院
テルトル広場
テルトル広場
パリで唯一のブドウ畑
パリ右岸の小高い丘になっているモンマルトルは、その中心となるサクレ・クール寺院をはじめ、画家の集まるテルトル広場、アメリの舞台にもなったカフェなどパリ市内でも指折りの人気観光エリアです。サクレ・クール寺院は1914年に、40年の歳月をかけて完成した、ロマネスク儀式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂で3つのドームを擁しています。建築自体は、そう古くないものの、いまではパリの観光名所として欠かせないものとなっています。もともとは、1875年に、フランスの第三共和政の門出を祝うために建設が始まりましたが、完成したのは1914年で、礼拝に開放されたのは1919年、第一次世界大戦の終わりでした。建設までの長い年月の間に、建築当初の目的が変わり、ドイツに対する復讐の象徴として捉えられてしまったと言われています