錦帯橋
岩国城
日本三名橋のひとつ「錦帯橋」は日本を代表する木造橋です。他に例を見ない特異な姿の五連の反り橋が特徴で、1922年 (大正11年) には国の名勝に指定されています。橋の長さは、橋面にそって210m、直線で193.3m。また幅5m、橋台の高さ6.64mです。主要構造部は継手や仕口といった組木の技術によって釘は1本も使わずに造られています。石積の橋脚に五連の太鼓橋がアーチ状に組まれた構造で、世界的に見ても珍しい木造アーチ橋として知られています。また美しいアーチ形状は、木だけでなく、鉄(鋼)の有効活用がなされて初めて実現したもので、杭州の西湖にある堤に架かる連なった橋からヒントを得て1673年に創建された。