二条城
1603年(慶長8)徳川家康が造営、3代家光が増築を行い1626年(寛永3)に現在の規模になる。東西約600メートル、南北約400メートルに塁を築き堀をめぐらす。1867年(慶応3)15代慶喜が大政奉還の意志を表明した。現存する二の丸御殿(国宝)は6棟からなる武家風書院造。部屋の障壁画は狩野派の名作。彫刻、飾金具を含め桃山美術の粋を伝える。二の丸庭園(特別名勝)は小堀遠州の作。本丸御殿は天明の大火(1788・天明8)で焼失。現在の建物は京都御苑内にあった旧桂宮御殿を移築したもの(重文)。1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された。
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京都