ノートルダム寺院
ノートルダム寺院は、ローマ・カトリック教会の大聖堂で、パリのシテ島にあります。1163年にパリの司教であるシュリーにより着工され、1245年頃に完成しました。全長約128メートル、高さ約33メートル、幅約13メートルとパリの中心にそびえ立つその姿は、訪れる者を圧倒します。寺院内部にあるバラ窓のステンドグラスが非常に有名な、ゴシック建築の建造物です。1789年に始まったフランス革命では、ノートルダム寺院も襲撃され、寺院に飾られていた王の彫像は破壊され埋められましたが、これらはその後発見され、現在クリュニー中世美術館が所蔵しています。1804年には、このノートルダム寺院で、ナポレオンの戴冠式が執り行われました。1845年、政府の決定により修復が始まり、1864年に完成しました。1991年には、周辺の文化遺産とともに、パリのセーヌ河岸としてユネスコの世界遺産に登録されています。