ブルス広場
ブルス広場は1731年~1775年の間に地方長官クロード・ブッシェの指揮の下、ルイ15世のお抱え建築士であるジャック・ガブリエルと、その息子アンジュ・ガブリエルによって建設されました。18世紀当時、ボルドーは国際商業港としての役割を担っており、ガロンヌ川の存在は非常に大きなものでした。ブッシェが当時、ガロンヌ川からやってくる人たちを迎えることのできる場所を望み、「川を見下ろすバルコニー」として注文したことから、このような広場が作られたそうです。その両側には、商業会議所(旧証券取引所)と国立税関博物館があり、この2つの歴史的建造物の美しさが際立っています。また、マスカロンで飾られ鉄細工が施された建物が並んでおり、ボルドーの街の歴史を物語っています。広場の中央には、当初王の騎馬像が飾られましたが、大革命の後は短期間ナポレオンの像に換えられ、その後1869年からは銅と大理石製の三美神の噴水が置かれています。
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