神農街は清朝時代から続く古い街並みです。神農街という名前は、この通りの突き当りにある「台南薬王廟」に医薬の神様、神農が祀られていることによります。ノスタルジックな雰囲気の漂う神農街の現在は、残された建物の整備と再利用が進んでいます。古いってものに新しい雑貨店や工房が入ったり、カフェやバーとして利用されたりして、新しい文化の雰囲気も感じられます。昼と夜とでは雰囲気が一変。昔の運河に面した商家街の空気が感じられる昼間に対して、明かりがともる夜は場末の盛り場のような、あるいは田舎のお祭りのような雰囲気に変わります。若者にも人気で、いちばんにぎわうのは夕方から夜にかけてです。